補聴器適合相談

はじめに 
聴力の低下は、自分ではなかなか気づかないものです。まわりが、「最近、聞き返すことが多くなったな」と心配しても、本人は「まだ大丈夫」と思っている人が多いのです。
まず、ご自分の正確な聴力を知ることが大切です。

 

補聴器は、耳が聞こえにくい人にとって、メガネと同じく必需品です。
仕事での大切な話、聞き間違えたら大変です。
家族との会話が増えます。
補聴器をつけて、あなたらしく
補聴器は、ひとりひとりの耳にあったものが必要です。

 

補聴器の適合(フィッティング)とは?
補聴器は音の増幅器ですが、難聴者全てに万能というわけにはいきません。これを判断するために、難聴者に補聴器の適合(フィッティング)を行わなければなりません。
補聴器の適合(フィティング)は次の手順で行います。
補聴器が必要かどうかを決めます。
適切な補聴器を選び、その特徴を調べます。
生活環境などを考えて補聴器を入念に調節し、難聴者に出来るだけ最適なものにしていきます。

 

補聴器が必要か?
まず、純音聴力検査、語音聴力検査を行い、補聴器が必要かどうかを決めます。

・補聴器選び
補聴器には各種あります。信号形式により、アナログ式とデジタル式、また外形により、耳あな型、耳かけ型、箱型に分けられます。

 

言葉の明瞭度

ハウリング

適応難聴

デジタル式

高い

少ない

軽度~高度

アナログ式

低い

多い

軽度~中等度

(注)ハウリング:外耳道から漏れた音が増幅して<ピーピー>鳴る音をいいます。

 

■耳あな型
聞こえも形も、使う人に合わせて造るオーダーメードです。
耳の中にぴったり収まるので目立たず、邪魔になりません。欠点は小さな電池なので、入れ替えの操作が少し手間です。
装用時の違和感が少ない超小型サイズもあります。しかし、高度難聴者には適しません。

 

■耳かけ型
耳の後にフィットします。快適な装用感の使いやすいポピュラータイプ。

 

■箱型
コード付のイヤホンで聞くタイプです。豊かな音量感が特長でボリュームやスイッチが大きく、操作が容易です。大きな電池なので操作が容易です。欠点はコードが日常生活の邪魔になります。

 

■検査の種類
標準純音聴力検査と標準語音聴力検査 (補聴器をつけずに検査)
音場純音聴力検査と音場語音聴力検査(補聴器をつけて検査)
騒音下での聞き取り検査

 

 


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